一般社団法人全国建築CAD連盟が実施している「建築CAD検定試験2級」についての記事です。今回は2022年10月から2023年10月の間に行われた過去問が掲載された「建築CAD検定過去問題集2024年度版」を購入したので、その概要についてまとめてみました。
この問題集は毎年2月中旬に発売されています。今回は2月15日に発刊されました。過去問は今後の出題傾向を見ていくためにもとても大切です。建築CAD検定を受験予定の方は、ぜひお手にとってみることをおすすめします。
なお、この問題集は一般の書店では発売されていません。
一般社団法人全国建築CAD連盟のホームページから注文することが可能です。
過去5回分(2級・3級・4級)の問題が掲載!
准1級については、過去2回、2級・3級・4級については過去5回分の問題と解答例が掲載されています。
毎年購入していると、10月の問題がダブりますが、毎年別の問題が掲載されています。
団体と個人や試験を行う週(試験は原則試験月の日曜日に行われる)によって、問題が複数用意されています。そのため、問題集にも違う問題が掲載されているようです。
試験回 | 日程 |
第90回 准1級・2級・3級・4級 |
2022年10月 |
第91回 2級・3級・4級 |
2023年1月 |
第92回 2級・3級・4級 |
2023年4月 |
第93回 2級・3級・4級 |
2023年7月 |
第94回 准1級・2級・3級・4級 |
2023年10月 |
試験は准1級が毎年1回、10月に開催されています。
2級・3級・4級は、1月、4月、7月、10月の年4回の開催ですが、1月と7月は団体受験のみ、また、4級は高校の団体受験のみになっています。
建築CAD検定試験2級の出題内容について考察
このサイトでは建築CAD検定の2級をメインに解説などを行なっているので、今回も2級について見てみました。
平面図は例年と同等の難易度だと思います。サッシュや室内建具は基本をきちんと押さえていれば解けるでしょう。
ここ数年は、カーポートがガレージになっている傾向があります。壁や開口があるので、寸法がどこから取られているかを確認する必要があります。
立面図は基本は東西の切妻に寄棟が合わさり、飾り屋根が乗っているパターンが多かったです。
回を重ねるごとに問題は難しくなっている印象があります。
そんな中、このサイトをご覧いただいた方や、私が講師として担当した多くの生徒さんたちが、建築CAD検定2級に合格できたことはとてもうれしかったです(^^)
建築CAD検定に合格するために必要なことまとめ
この検定は2級、3級、4級とも、過去問を何度も練習することで、CAD自体の操作も早くなりますので、とにかく繰り返し練習することをお勧めしまします。
また、2級は1/100平面図や屋根伏図、断面図、透視図などの図面から、1/50平面詳細図と1/50立面図を書き起こす試験なので、図面を読み取る力も要求されます。
こちらは各図面を理解しながら書いていく必要がありますが、これもパターンが決まっているところが多いので、基本のパターンをしっかり身につけるのがいいと思います。
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ぜひご検討いただければ幸いです。
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