Jw_cadで図形の向きをすばやく変える方法について解説します。
例えば、こんな建具があって、
こっちにコピーしたいけど向きが違う!!ってときに使える技です。
反転コピーを使う
一つの方法として、反転コピーする方法があります。
この例だと、まず壁芯を反転軸にして一度反転コピーします。
次にコピーした建具を移動させることで予定したところに建具を置くことができます。
ただ、これだと一度反転軸で反転させてから移動するので、反転コピー→基点を取り直して移動コマンドを実行するというひと手間がかかってしまいます。
向きを変えながらコピーする
そこで、向きを変えることとコピーすることを一度にやってみましょう。
倍率を指定する
複写コマンドのコントロールバーには「倍率」というところがあります。
通常はここに倍率(ヨコ,タテ)を入力して図形の倍率を変更するのですが、「倍率」の右にある下向き矢印をクリックすると「-1,1」「1,-1」「-1,-1」・・・とマイナス1倍が3パターンあります。
これは何を表しているかというと、倍率なのでマイナス1倍するということです。
つまり、「-1,1」は基点を原点とした相対座標としてX座標にマイナス1をかけるということです。
さっきの例でいうと、基点からみると建具は左にあるのでX座標はマイナスになります。
そのマイナス座標にマイナス1をかけるので、マイナス×マイナス=プラスなので、X座標はプラスになります。
Y座標はプラス1をかけているので変化なしです。
これを使うと、さっき壁芯を反転軸にして反転コピーした結果と同じ結果を得ることができます。
あとは、建具を-90°回転させれば予定したところに建具をコピーすることができます。
動画を作成しました
「Jw_cadで図形の向きをすばやく変える方法」の動画を作成しましたのでごらんください。
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