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【建築CAD検定2級試験対策】出窓の書き方

この記事は約3分で読めます。

建築CAD検定2級の試験では、数回に一度くらいの頻度ですが、出窓が出題されることがあります。

ここでは、1階平面図(1/100)にある出窓を1階詳細平面図(1/50)に書く方法と、南立面図(1/50)に書く方法を説明します。

なお、今回は第65回の過去問から一部を抜粋した図面を使っています。

1階詳細平面図に出窓を書く

では、1階詳細平面図から書いてみましょう。右側にあるリビング・ダイニングに出窓があります。

南側のみを書いてみます。

壁芯を書く

レイヤ0にグリッド、レイヤ1に壁芯を書いていきます。出窓の出っ張っている部分も壁芯から寸法が出ています(今回は250mm)。

構造体と壁を書く

構造体はレイヤ2に、壁仕上げ線はレイヤ3に書きます。

壁芯から50mm振り分けた構造体(線色2の実線)と75mm振り分けた壁仕上げ線(線色4の実線)を書きます。構造体と壁仕上げ線は建具を書いてから消すので、そのまま壁芯に沿って書きます。

建具を書く

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建具はレイヤ4に書きます。

出窓に付いている建具は内法が400の片引き+FIX窓です。建具の幅がW=3035となっているので、出窓の壁芯からそれぞれ75mm離れたところに建具を書けばOKです。

3185=3035+75×2

建具の壁を抜く

グリッドのレイヤ0と寸法のレイヤ7は非表示、構造体のレイヤ2と壁仕上げ線のレイヤ3を編集可、壁芯のレイヤ1と建具のレイヤ4を編集不可にします。

消去コマンドを選び、コントロールバーにある「連続範囲選択消去」を選択後、

「切り取り選択」にチェックを付けて建具の左上と右下を右クリックで交点を指定します。

消去する線が点線で表示されますので「選択確定」ボタンをクリックします。

これで建具と重なっている構造体と壁仕上げ線がきれいに消えました。

出窓を完成させる

平面詳細図の出窓はここからさらに書き込んでいく必要があります。

まずひとつめは、室内側の見えかがり線を消去します。

次に窓台(下記の写真参照、出典:山喜建設 ブログ | Café Style 様より)を書きます。

室内側の壁から20mm内側に線色2の実線で窓台を引きます。そして「出窓」の文字も記入します。

以上、1階詳細平面図の出窓の書き方でした。

南立面図に出窓を書く

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では、今書いた1階詳細平面図の出窓を南立面図に書いてみましょう。

普通、出窓の下部分は透視図に寸法が書いてあります。この寸法は窓の下端から測っています。

 

壁芯を書く

出窓が家の壁から突き出している部分は平面図から読み取って書いていきます。

通常ははじめに書いた1階詳細平面図を南立面図の北側に貼り付けて、そこから窓の線をおろしてくる書き方が早くて効率的なのですが、今回は単独で書いてみます。

まずは、壁芯を平面図を見ながら書きます。窓の高さも断面図から読み取って書いておきます。

今回の窓の高さは1FLから2100です。

壁の厚さは150mmなので、壁芯からは75mm外にふくらんでいます。なので、出窓が入る3185の壁芯を左右それぞれを75mm外側に線色4の実線で複線して出窓の出っ張っている部分を書きます。

窓を書く

次に窓を書きます。

窓は壁芯から75mm内側から始まっています。

※窓の幅が3035mm、壁芯が3185mmなので、3035-3185=150。これを2で割って75mm。

つまり、壁芯を内側に75mm行ったところと窓の上端との交点に出窓の大きさである3035×1400の矩形を書きます。

出窓の壁を仕上げる

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次に透視図に書いてある出窓の下部分を書きます。今回は窓の下端から200mmなので、出窓の下の線を200mm、線色4の実線でf複線して作ります。

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出窓を書き上げる

あとは、矩形の部分に建具の形状を書けば完成です。

 

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